加茂隆康「審理炎上」

著者:加茂隆康(かも・たかやす)

著者:加茂隆康(かも・たかやす)
弁護士・ミステリー作家。1949年静岡県生まれ。中央大学法学部卒。
交通事故の専門家として、テレビ、ラジオ、新聞などでも活躍。
2008年、リーガル・サスペンス「死刑基準」(幻冬舎)で文壇にデビュー。
大きな反響を呼んだ。

作品紹介

年収200億円のカリスマ・トレーダーが事故で死んだ。
保険金の支払いを一切拒む巨大損保。
妻は新人弁護士・水戸裕介に訴訟を依頼する。
2000億円の損害賠償を求め、彼の弁護士生命をかけた戦いが始まった。
夫の死は保険金目当ての殺人なのか、それとも偶然の事故か……。

これまでの法廷ミステリーにはない、民事訴訟の攻防を鮮烈に描く話題作。

著者:加茂隆康からのメッセージ

『死刑基準』
に続く、第2弾。

今回の相手は、損害保険会社。

突然の事故で大切な人を失ったら。
人はどうするだろうか。

さらに怒りをぶつける対象もいない場合
行きどころのない心が悲痛な叫び声をあげる。

もちろん、金銭で失ったものが埋まるわけではない。
ただ、何かで償いをしてほしい。
それが、被害者の心ではないだろうか。

高額賠償金にのみ目を奪われ、一見トンデモ話のように思えるかもしれないが、この根底にはそのような被害者の心がある。

世知辛い世の中、このようなドンキホーテ的発想に、つかの間の夢をみてもいいのではないか。

審理炎上のカルトナージュについて

 ボール紙に布や紙を貼って小箱などを作る、手工芸の一種。19世紀末にフランスの家庭婦人の間で流行したといわれ、フランスでは現在でも趣味の教室がある。アンティークのカルトナージュは古き良き時代の趣を求める趣味人に人気で、パリの蚤の市などで取引されている。

 イタリアでは「カルトナッチェ」と呼ばれており、街の土産物店で鮮やかなイタリア製の紙を貼ったスティショナリーを見かけることも多い。

 厚さ2mm程度のボール紙をカッターで切り、ボンドで好みの布地や紙を貼ると、同じ形でも布の趣味により、まったく違った雰囲気になるのが魅力。
サイズ展開も比較的自由なため、既製品に飽き足らない、オリジナルにこだわる30代以上の女性に急速な人気を博している。
日本に紹介されてまだ日が浅いため、教室の数は少ない。

著者:加茂隆康 プロフィール

弁護士・ミステリー作家。
1949年静岡県生まれ。
中央大学法学部卒。
交通事故の専門家として、テレビ、ラジオ、新聞などでも活躍。
2008年、リーガル・サスペンス「死刑基準」(幻冬舎)で文壇にデビュー。大きな反響を呼んだ。
 代表的著書として、

加茂隆康著 「自動車保険金は出ないのがフツー」(幻冬舎新書、2010年)
加茂隆康著 「交通事故紛争」(文春新書、2003年)
加茂隆康著 「交通事故法入門」(光文社カッパブックス、1997年)
加茂隆康著 「暴力的被害者に泣かされる加害者のための交通事故の本」

(ぎょうせい、1988年)

があるほか、著書多数。

 主な著述は次の通りである。

  • 加茂隆康ほか共同連載エッセイ 「ザ・ケース」
    (共同通信社,地方新聞掲載 1978年~1981年)
  • 加茂隆康「リスクマネジメントにおける保険の役割と実際」
    (清話會,「先見経済」1983年2月号掲載)
  • 加茂隆康「企業を脅かす交通事故とその対応策」
    (清話會,「先見経済」1984年6月号掲載)
  • 加茂隆康「民事介入暴力に新法を」
    (朝日新聞「論壇」 1987年2月26日掲載)
  • 加茂隆康「企業オーナーは狙われている」
    (清話會,「先見経済」 1986年1月号掲載)
  • 加茂隆康連載エッセイ「人間往来」
    (ぎょうせい,季刊「レーダー」掲載 1988年~1989年) 
  • 加茂隆康「交通事故賠償の実情」
    (法務省保護局,「更生保護・特集交通」1993年5月号掲載)
  • 加茂隆康「社長、あなたのリスク対策は万全か」
    (清話會,「先見経済」1993年7月号掲載)
  • 猪瀬直樹著「交通事故鑑定人S氏の事件簿」に関する加茂隆康の書評
    (文藝春秋,「週刊文春」1994年9月1日号の「文春図書館」に掲載)
  • 加茂隆康「嘆願書」
    (法務省保護局,「更生保護・特集 更生保護と被害者」 1995年4月号掲載)
  • 加茂隆康「自賠責保険制度の運用を改めよ」
    (朝日新聞「論壇」,1996年6月17日掲載)
  • 加茂隆康「企業人のための交通事故対策」
    (清話會,「先見経済」 1997年5月号掲載)

 なお、「DKMマネジメントレポート」(1991年8月号)に掲載した加茂隆康のエッセイ「海からの風」は、日本エッセイスト・クラブ編92年版ベスト・エッセイ集「明治のベースボール」(文藝春秋・1992年刊)に収録された。